わたくしの略歴
20年以上に渡り総合電機メーカーのIT機器の黎明期から業務に従事してきました。その間営業職から始め、世界各国に赴いて経営管理および生産管理の領域で職責を全うしてきました。グローバルなデジタルネットワークチェーンを構築し事務系のスキルアップに加え経営戦略を立案しプロジェクトを運営するスキル等を磨くことができました。しかし年月を経るごとに、誰にでもありえますが、身近な人達に疾患が襲ったり、あるいは死別に遭遇したりということに直面しました。更に自身も加齢による運動器系の疾患に見舞われることになりました:(四十肩程度ですが、それまで病気らしい病気もない身には辛さが実感されました)。実際のところ自身がこれらの困難に対処できる職能に限界を感じ、これまでの職域を更に超えて人の役に立つ業に従事したいという希望を持ちました。この期間に配偶者の治療院開設の申請事務手続き等を支援する機会を得たりしました。それらの環境に影響を受けた経緯もあり、例えば治療家のように人の身体を立て直すことで人の役に立つような専門職能に憧れを抱いたりしました。そこで、一旦そこまでの企業を離れて職務変更をするという決断をいたしました。周囲の協力と理解のもと離職をし改めて東洋医学系の医療専門職能育成機関に入学することができました。保健・医療分野について研究を進めたところ、社会福祉という分野に深く関心を持つようになりました。人の身体に向けた治療家としての職能資格取得と併せて、人の生活制度に向けた福祉系及び法務系関連の資格についても取得することとしました。これが事務系職に永らく携わった自身の強みを活かすこととなりました。
Reskillingを経て
既に数年も前となりますが、資格取得後に縁あって、横浜市の福祉保健活動拠点である地域ケアプラザにおいて、地域社会全体を活性化するコーディネーター活動に関わることができました。地域福祉の実践 に内容を示しております。地域福祉の実践
この際の経験も通じて、更に法律・社会保障制度を軸として自らの強みを生かすことを決心しました。自らのミッションとして、行政機関や公共団体との懸け橋となり、制度利用の利便性向上に貢献するということを目標としたいと思いました。
その後も更に福祉分野という産業に関する実務の知見を深めたいと思い、複数の福祉業関連事業所で実践を手掛けようと考えておりました。しかしながら、この間に思いがけず感染症以外の病因により大病に伏すこととなり、数か月間の入院生活を経てリハビリを経験することとなりました。このことで、自らが被支援者となることでエッセンシャルワーカー分野の様々な職種の方と接点を持ちながら専門職能の働き方への理解をすすめ、更には弱者の視点から支援を受けることがいかなることか、ということを理解することができました。
リハビリののち、改めて支援を行う側として、ノウハウを深めることとしました。川崎市、横浜市、東京都においてソーシャルワークの実践を通じ、様々な疾患を有する障がい者や介護認定を有する高齢者の方々の個別支援を手掛けました。実際に知的障がい・精神障がいの方の生活支援や就労移行支援施設運営に従事したり、要支援者のケアプランを作成したりしました。ケアマネージャとして高齢者及び障がい者の支援計画を立てたり事業者様と連携を図ったり、国保連との請求連携業務等も手掛ける事務作業を手掛ける機会を得ることができました。それらの経験も通じて具体的な制度の在り方を理解する機会を持ち、ワークプロセスや情報連携について把握いたしました。更に支援業務の経験を通じて、コミュニケーションが困難な人たちの意思を汲みながら意思決定を支援するといったスキルを会得することとなりました。
行木 久晴(なめき ひさはる)
1967年千葉県生まれ
千葉県立成東高等学校卒業
早稲田大学商学部卒業意思決定と情報システムの研究米国ニュージャージー州、アラバマ州留学:Computer,Accounting
公益社団法人コスモス成年後見サポートセンター神奈川県支部会員 申請取次行政書士日本行政書士会連合会
千葉県社会福祉士会会員公益社団法人日本社会福祉士会
柔道整復師公益社団法人日本柔道整復師会